海外の大学や専門学校に留学する日本人の数は年々増えています。正規留学をする場合、入学願書とともに「この人は向学心旺盛で大変優秀である」という知人(職場の上司や大学の教授など)の推薦状を用意、提出するのが一般的です。

ここでは、アメリカのアート・カレッジに留学を希望する女性が上司に書いてもらった推薦状の例を見てみましょう。







ジョン・スミス 様
平成14年5月1日
拝啓
早春の候、ますますご健勝にてお過ごしのことととお慶び申し上げます。
さて、私の部下である鈴木亜紀子嬢より貴校への入学志望にあたり、推薦状を依頼されました。鈴木嬢は、東京美術大学のグラフィックデザイン部を卒業後、4年前に弊社にアシスタント・デザイナーとして入社、現在までマッキントッシュ(フォトショップ、イラストレータ)を使ったパッケージデザイン、広告、製品カタログなどの制作に携わって参りました。最近は、私とともにコピーライターや担当者との打ち合わせにも参加、斬新なアイデアを提供し、弊社の仕事に大いに貢献しております。
 この度、本人より、英文の編集デザインを勉強するため貴校に留学したい旨申し出があったことに対して、正直に申し上げますと私自身、そして社にとって大変残念な気持ちで一杯です。しかしながら、勉強熱心な彼女がこのような選択をすることは想像に難くはありませんし、また一緒に仕事をしてきた者として大変誇らしく思っております。
 何卒、鈴木嬢の入学を認めていただけますよう宜しくお願い申し上げます。もし何かご質問等ございましたら、どうぞ何なりとお問い合わせ下さい。
 
敬具

株式会社ABCデザイン
アートデイレクター
田中太郎



では、日本語手紙のサンプルを二つの英文例でみてみましょう。
太郎の翻訳の違いがわかりますか?